出産後の血圧が下がらない!血圧高い対処法は?いつまで続く?

 

産後のお母さんにみられるトラブルのひとつに、産後高血圧が挙げられます。

妊娠高血圧症候症は20人に1人発症するといわれており、決して珍しい病気ではありません。

とはいえ、万病のもとになりうる侮ることができない病気…それが高血圧です。

その原因や対処法について調べてみました。

 出産後に高血圧になる原因は?

 

高血圧とは、収縮期血圧(いわゆる上の血圧)が140Hg以上ないしは拡張期血圧(いわゆる下の血圧)が90mmHg以上である状態のことをいいます。

 

出産後にみられる高血圧には、妊娠中から血圧の高い状態が継続している妊娠高血圧症候群と、妊娠中は正常だったのに産後急に血圧が上昇した産後高血圧とがあります。

 

妊娠高血圧症候症は、通常お産により胎盤がお母さんの体から出ることで状態が良くなります。

 

ただ重症の場合では、お産後もしばらく血圧が高い状態や尿にタンパクが出続けることがあり、血圧を下げたりけいれんを予防する薬を使わなければならないことがあります…

 

お産後84日(約3か月)以上、同じ状態が続くようであれば、他の病気がないか詳しく調べる必要があります。

 

産後高血圧は、産後すぐに血圧が上昇する場合もあれば、退院時は正常だったのに1か月検診でひっかかるというケースもあります。

 

様々な原因が考えられますが、以下の三種類が挙げられます。

 

  • 慣れない育児や生活の変化のためストレスや疲労。そのため自律神経が乱れて高血圧を引き起こす場合。
  • 遺伝や肥満、生活習慣など妊娠前からあった高血圧の要因が出産を機に現れる本態性高血圧症。
  • 甲状腺機能や副腎皮質ホルモン分泌の異常、高カルシウム血症や腎臓の疾患など、他の病気によって引き起こされている二次性高血圧。

 

出産後に血圧高い対処法は?

 

軽度の高血圧であれば、高血圧の薬(降圧剤)を使用せずに食事や運動などの生活習慣のみの改善で経過をみますが、収縮期血圧が160mmHg以上、拡張期血圧110mmHg以上の重度の高血圧の場合には薬による治療が開始されます。

 

以前は、高血圧の薬を飲むと授乳をすることが出来ないと言われていましたが、現在は授乳中に服用しても問題ない降圧剤が数多くあります。

 

病院を受診して、医師に授乳中であることを相談したうえで服用できる薬を処方してもらうことが望ましいでしょう。

 

血圧の高い状態が長く続くと全身の血管がダメージを受けてしまい、脳血管障害や腎臓疾患などを引き起こす危険性もあります。

 

「授乳中に薬は飲みたくない」というお母さんの気持もわかりますが、安全性が実証されている薬であれば服用することはためらわないでほしいところです。

 

もちろん、普段の生活で自分で注意できることもあります。

 

出産後のお母さんは赤ちゃんのお世話で忙しく、ゆっくりと安静に過ごす時間なんてない!と思われるかもしれません。

 

しかし、出産後に高血圧になったときはできる限り横になって安静に過ごすことが大切です。

 

自宅でできる対処法

 

睡眠、休息をとる

 

産後はお母さんの体がまだ回復してないにも関わらず、赤ちゃんのお世話で自分のペースで生活することが難しいのが実際のところです。

 

しかし、そんな生活を続けていくとお母さんの抱える疲労は大きくなり、夜中の授乳や夜泣きによる睡眠不足と合わさって高血圧の要因となります。

 

家事や育児の合間をみて少しの時間でも横になって体を休めるようにしましょう。

 

それに合わせて、心の息抜きも大切です。

 

赤ちゃんをパートナーやおじいちゃん、おばあちゃんに少しの時間預けて外出する時間を持ってみましょう。

 

美容院に行ったりお友達とランチやお茶をする…そんな時間が、お母さんの心の休息になることでしょう。

 

適度な運動をする

 

産後は外出の機会も減り、どうしても運動量がすくなくなってしまいます。

Sponsored Links

 

しかし、適度な運動は体の血の巡りを良くして血圧を下げるのに役立ちます。

 

家の中で簡単なストレッチや筋トレをしたり、気分転換がてら近所のスーパーまで歩いて買い物に行くといった運動を、毎日の生活の中に組み込むことが望ましいです。

 

赤ちゃんが少しおおきくなったら、一緒にベビースイミングに参加したりベビーカーで公園をウォーキングするのもよいでしょう。

 

ただし、産後1か月は激しい運動は行わないようにしてください。

 

 

 

食生活を見直す

 

赤ちゃんのお世話や家事で忙しくて料理をゆっくりと作る時間がないから…そんな理由で総菜やインスタント食品を食べることが多い…そんなお母さんもいるかもしれません。

 

確かに、くたくたで料理を作る余裕がない日もあるでしょう。

 

でも、塩分や脂質の多い食事を摂り続けることは高血圧を悪化させます。

 

それを心にとめて、食事の内容を見直してみましょう。

 

 出産後に血圧を下げる食事療法や積極的に摂るべき食べ物は?

 

高血圧症の食事療法で大切なことは、つぎの点です。

 

塩分を摂りすぎない。

 

高血圧症の塩分摂取量の目標値は一日6グラムです。

 

カップ麺の塩分量が5.5グラム、梅干しが1.8グラム、パンが0.9グラムと考えると、なかなかきびしい目標のように思われます。

 

ですが、減塩食品を使ったり外食や加工食品を控えるといった工夫で減塩に努めるようにしてください。

 

その他の工夫としては、塩の代わりにレモンや酢を味付けに使ったり、ニンニクやしょうがといった香味野菜を加えることによって、味にアクセントをつけて塩分が控えめでも物足りなさを感じない仕上げにするなどがあげられます。

 

適切な量のカロリーを摂取する。

 

高血圧症の原因や悪化させるもののひとつに肥満があります。

 

カロリーを摂りすぎないように気を付けましょう。

主食、主菜、副菜をバランスよくとる。

 

高血圧症の食事療法ではご飯・パン・麺類などの主食、肉や魚類などの主菜、野菜や海藻類などの副菜をバランスよくとることが重要です。

 

主食や主菜は大目に摂りがちなので注意が必要です。

 

積極的に摂るべき食べ物は、体内の塩分を体外に排出する働きを持つカリウムや、体内の血の巡りを良くするアリシンという物質を多く含んだものです。

 

カリウムを多く含む食品としては、ホウレンソウ、バナナ、昆布などがあげられます。

 

アリシンを多く含む食材としては、玉ねぎ、ラッキョウ、にんにく、にらなどがあげられます。

 

 出産後に高血圧の影響で頭痛・むくみはいつまで続く?

 

出典:https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid

高血圧の症状として現れる頭痛やむくみ

 

通常であれば血圧が正常に戻る産後12週間程度でそれらの症状も改善してきます。

 

早い人であれば12か月、なかには1年以上かかる人もいますので、個人差があると考えるべきでしょう。

 

 産後はお母さんのこころとからだに大きな変化がおこります。

 

それを当たり前のことだと思って受け止めて、無理をしないでください。

 

お母さんが元気でいてくれることが赤ちゃんにとってもご家族にとっても、とても大切なことなのです。

 

不安な時、つらい時はご家族や助産師さん、保健婦さん…周りのひとに相談したり頼ったりすることを恐れないでください。

 

すべては赤ちゃんの幸せのためですからね。

Sponsored Links

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事